私たちが毎日使う調理器具。
フライパン、鍋、まな板、お皿など　どれも、暮らしに欠かせない道具です。
中には、生まれたときから家にあった、そんな思い出深い器もあるかもしれません。
調理器具は、長く使い続けられる生活の一部であり、食卓を支える大切な存在です。

しかし近年、私たちのまわりには「便利さ」や「効率の良さ」をうたう加工商品が次々と登場しています。
電子レンジ対応、高速加熱、焦げつかない加工　確かに暮らしは便利になりました。
けれど同時に、私たちはこんな疑問を持つようになりました。

「それは本当に、安心して使い続けられるものだろうか？」

調理器具は、非常に過酷な環境で使われています。
火にかけられ、水にさらされ、急速に冷やされたり、強くこすられたり。
そうして日々ダメージを受けるうちに、どんなに優れた製品でも徐々に劣化していきます。

劣化が進めば、コーティングの一部が剥がれたり、目に見えないレベルで微細な素材が混入したり　
マイクロプラスチックやフッ素などの化学成分を、知らず知らずのうちに体に取り込んでしまう可能性も否定できません。

こうしたこととの直接的な因果関係は証明されていないものの、気がかりなデータも存在します。
たとえば、日本では「AYA世代（15歳〜39歳）」のがん患者が近年急増しています。
G20諸国全体でも、25歳〜29歳のがん罹患率はこの30年間で22％も上昇しています。
社会的に大きく取り上げられることは少ないですが、化学物質の影響を軽視できない時代になっていることは確かです。

そんな時代だからこそ、私たちは考えました。

「少し不便でも、安心して長く使い続けられる道具があってもいいのではないか」

私たちは、「食の安心・安全」を、調理器具から見つめ直すことにしました。
便利さや効率を追い求めるのではなく、
素材の本質と、作り手の考えにきちんと向き合うことから始めています。

私たちの扱う商品は、もしかするととても便利なわけではないかもしれません。
でも、「長く使える」「安心して家族と囲む食卓に出せる」そんな想いが詰まっています。

日々の暮らしを支える小さな道具たち。
その一つひとつが、あなたとご家族の健康と、豊かな時間につながっていきますように。

このお店を通じて、そんな思いを届けていきます。



「ごはんのどうぐLeaRare」運営責任者
有限会社アイビープラン
代表取締役　池畑　和男